母の入院中、看護師の態度が最悪だった6つの出来事!

病院のベッド

こんにちは!ミントの介護ブログ運営者のミントです。

86歳になる母は、今年の8月末に右肩の関節を手術するために入院しました。

入院期間は2週間~1か月程度の予定。

医師の説明によると、高齢者でも負担の少ない手術とのことで、安心して手術に踏み切りました。

ところが手術は無事成功したものの、入院中の看護師さんの態度がひどすぎ!

今回の記事では、実際にあったことを書き綴るとともに、当時を振り返ってどうすれば良かったのかを考えたいと思います。

同じような悩みを持つ人の参考になれば嬉しいです。

【入院中、看護師の態度】1.トイレさっき行ったでしょ!まだ溜まってないわ

高齢者の場合は本当によくありますよね。夜間の頻尿。

特に入院中は緊張や不安もあって回数が増えることは予想できます。

母も頻繁にナースコールを押していたようです。(母は足が悪く、一人でトイレに行くのは危険な状態)

手術から3日目、母がナースステーション横の特別室から一般の病室に移った日の夜の事です。

何度もナースコールを押す母に看護師さんが、

「トイレさっき行ったでしょ!まだ(膀胱にオシッコが)溜まってないわ!」

と言い放ち、トイレに連れて行ってくれなかったそうです。

母からその話を聞いた私は、大げさな事を言っているのだろうと思い、

「ん~、そんな態度取るかなぁ・・・」

と、あまり本気にはしていなかったのですが、同室の若い方から

「いえ、本当にひどかったわよ。私から何か言ってやろうかと思ったほどで。かわいそうやったわ」

と言われたので、実際にそういう事があったみたいでした。

「看護師さんに(クレームを)言おうか?」と母に言いましたが、

「いいねん。何も言わんといて。もうええから」

と言うので、少し様子を見ようと判断しました。

高齢者である母にしてみたらこれからも看護師さんのお世話になることが多いし、意地悪をされたら困ると思ったのでしょう。

私自身も、家族がきつく出て母につらく当たられても可哀そう・・・

という気持ちはありました。

しかし、それが裏目に出てしまいました。

母が転倒!

それから2~3日が過ぎたある早朝、入院中の病院の看護師から電話がありました。

「お母さんが明け方トイレに行った帰りにお部屋で転倒されて・・・検査したんですが、骨には異常ないようです。本人に『電話する?』って聞いたんですが、私に掛けてくださいって言われたので・・・」

突然の電話で、私には事態がすんなり飲み込めなかったのですが、

「とりあえず骨は大丈夫で単なる打ち身。大したことは無い。」

という説明だったので、「急いで駆け付ける必要は無い」と判断して、午前10時頃に病院へ行きました。

しかし、病室に入ってみると母はひどい痛がりようで、かなり強く腰を打った様子。

自分では起き上がることも出来なくなり、トイレも行けなくなりました。

どうやら母は一人でトイレに行き、病室に戻った際に転んだみたいで、あの時私がしっかり看護師さんに注意しておけばこんなことにはならなかったかも知れません。

これが自分自身のことなら黙ってはいないのですが・・・

いや、それ以前に看護師も相手が高齢者では無かったら、たとえ何度もナースコールを押されてもあのような態度には出なかったでしょう。

高齢者を預けるというのは、弱みを握られているような、人質を取られているような・・・家族にとっては非常に悩ましい状況ですね。

【入院中、看護師の態度】2.転倒時の連絡と状況説明は?

それはそうと、母が転倒した際の看護師からの電話を振り返ってみると、「本人に『電話する?』って聞いたんですが、私に掛けてくださいって言われたので」と言っていました。

ということは、母に連絡をさせようと思った?

普通、入院中に怪我をした場合は病院から家族に連絡するのが筋じゃないですか?しかも86歳の高齢者です。

早朝に病院から電話があった際は、私も混乱していてピンと来なかったのですが、後で考えて疑問に思いました。

そして、病院に駆け付けた際も、病院側からは正式な説明等何もなく、結局最初の電話が一本あった切りです。

このあたりから、私の中でこの病院に対する不信感がふつふつと湧いてきたように思います。

【入院中、看護師の態度】3.患者をトイレに連れて行くのは家族の仕事?

腰を打って自分では動けなくなった母をベッドから車いすに乗せてトイレに連れて行くのは誰の仕事でしょう?

普通、看護師さんまたは介護士さんの仕事ですよね?

しかし、母が看護師さんを呼ぶのを嫌がるため、私が母をベッドから車いすに移し、トイレ介助もしていました。

看護師さんの態度も、私の姿があると当然のように、「お願いしますねー」と言っていました。

しかし・・・万一事故でもあったらどうするんだろう?

友人の娘さんが看護師をしています。そこで友人に電話をかけて、娘さんに聞いてもらったところ、

「患者さんをトイレに連れて行くのは看護師の仕事で、たとえ家族さんが連れて行こうとしても止めて、看護師が連れていきます」

という考えたら当然の返答が返ってきました。

その後は私が母に付いているときも、ナースコールを押して看護師さんを呼ぶことにしました。

「家族さんに連れて行ってもらってもいいですよ~」と言う看護師さんもいましたが^^;

母が何も食べなくなった。

病院内で転倒してから、母は食事を受け付けなくなりました。

最初のうちは転倒したショックから来る一時的なものだろうと思っていましたが、数日過ぎてもほとんど何も食べません。

おかゆをスプーンに一杯、ゼリーを一口食べるのが精いっぱい・・・

そんな様子が1か月近く続き、ポッチャリしていた母がガリガリに痩せてしまいました。

母が私を離してくれなくなった。

また、転倒してからというもの、私が病院に見舞いに行くと、なかなか帰してくれなくなりました。

午前10時か11時頃に病院に行って、夕方5時ごろに「もう夕飯の準備をしないといけないから」と言う時間まで帰してくれないのです。

無理やり帰ることも可能なのですが、あまりに不安そうな顔をするので帰れない・・・

1日に6時間も7時間も病院にいることで、私も心身ともにすっかり疲れ切ってしまいました。

【入院中、看護師の態度】4.「汚れた歯ブラシ」5.「汚れたトイレ」

疲れ切ったところに、余計に疲れるような事件がひんぱんに起こります。

ある日私が病院に行くと看護師さんが母の歯ブラシを洗って持ってきました。しかし見ると、明らかに食べかすがベットリついています。

「すみませーん!これ、汚れてませんか?」

看護師「あー」面倒くさげな態度で歯ブラシを持って部屋の洗面所で洗い、無言で私に手渡しました。

受け取った歯ブラシを見ると、相変わらず食べかすは付いたままです。

以前の私なら諦めて自分で綺麗に洗うところですが、いい加減疲れていたので看護師さんを追いかけてもう一度洗ってもらいました。

また、ある日母の病室のトイレに入ると便器にウ〇チが付いていました。看護師さんに伝えると「わかりましたー」という返事がありましたが、一向に掃除する様子がありません。

3連休の初日だったせいで、掃除の業者がお休みだったのでしょう。結局連休の最終日までそのままでした。

【入院中、看護師の態度】6.決定打!枕元にゴミ袋

最後の決定打はゴミ袋でした。

ある日母が病室を移動することとなり、ベッド移動や清掃等の作業中、私は食堂で待っていました。

しばらくして作業が終わったということなので部屋に行ってみると、母のベッド上の枕元にゴミの沢山入ったゴミ袋が置いてあります。

ゴミ袋の中には剥がした湿布や、使用後のティッシュペーパー、脱脂綿等が入っています。

幸い母はトイレ中だったので、速攻でゴミ袋を持って廊下に出て、看護師さんに渡しました。

綺麗好きの母が枕元のゴミ袋を見たら何というか・・・

急いで作業したのでゴミ袋を置き忘れたというのは理解できます。

しかし常識で考えて、ゴミの入ったゴミ袋をベッド上の枕の横に置きますか?

さすがにこれはひどすぎるわ。いっそ退院しようか、それとも転院しようかと考えていたところに、ソーシャルワーカーさんが現れました。

ソーシャルワーカーから看護師長へと話が進む

ソーシャルワーカー(医療ソーシャルワーカー)とは「入院や退院時などに、治療以外のさまざまな問題や不安の相談に乗ってくれる専門家」です。

「入院生活で困ったことはありませんか?」

その時の私には彼女が女神に見えました。

そして、ここぞとばかりに、これまでの「困ったこと」を包み隠さずお話しました。

ソーシャルワーカーさんは目を丸くされて、驚きながら話を聞いてくださいました。

そして、「この件はとても重要なお話なので、看護師長に話させていただいても良いでしょうか?」

と聞かれました。

私は「あまり大ごとにならないようにして頂けるのなら」という条件で承諾しました。

その後私は看護師長さんに呼び出され、個室で師長さんと1対1でお話ししました。

師長さんは看護師に厳重注意するとおっしゃって下さり、また、もし転院を希望するなら希望の病院に移れるよう手続きをして頂けるとのことでした。

後で知ったこと

看護師長さんと話している時、私は妙な違和感を持ちました。

というのは、こんなに理知的でお話をちゃんと聞いて下さる師長さんのもとで働いているのに、何故あんなにひどい看護師が多いのか?という疑問です。

しかし、後で病院関係者から聞いて、納得がいきました。

実は病院の運営がうまくいっておらず、病院を立て直すため、母が入院する少し前に他病院から引き抜かれてきた看護師長さんだということでした。

そういえば最近その病院は、医師も大幅に入れ替わりました。

とても腕の良い先生が整形に来られたということで、母もこちらで手術をしたのです。

医師や看護師長さんは入れ替えができても、一般看護師となると人手不足でなかなか人員が集まらないのだと思います。

看護師長さんは、看護師の教育に日々悩みつつがんばっておられるということでした。

終わりに。どうすれば良かったんだろう?

病院にクレームを言うのは、かなり勇気がいります。

先にも書きましたが、自分自身のことなら「後で嫌がらせを受けようが構わないわ」という覚悟でのぞめますが、高齢の母のこととなるとそうは行きません。

しかし今回の件でも、ソーシャルワーカーさんに出会うまでの間、何もしなかったわけではありません。

病院に投書しようと考えたり(実際に手紙を書きましたが、内容から出し主がわかると思うと出せませんでした)、家族に相談したり、本当に悩みました。

さて、今回のような件で最も頼りになるのは「医療ソーシャルワーカー」の存在です。

多くの病院や医院には医療ソーシャルワーカーがいます。

入院や退院時の悩み、不安、また、退院後の生活やお金のことなど様々な相談に乗ってもらえます。

私はこれまで、医療ソーシャルワーカーの存在を知らずにいました。

入院中に困ったことがあったら、医療ソーシャルワーカーに相談。これが一番良いと思います!

ちなみに母はその後退院し、しばらくショートステイにいた後、自宅へ帰ってきました。

そして今もその病院に通院しています。

長文になってしまいました。最後までお読みいただき、感謝しています。

では、今回はこれにて^^

にほんブログ村 介護ブログへ border= にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ border=
(ブログ村には多数の介護ブログが集まっています)





2 件のコメント

  • 父が他界して9ヶ月が経ちますが、
    いまだに悲しみも苛立ちも消えません。
    その苛立ちとは、看護師さんへです。

    「看護師 最悪」で検索したところ(笑)
    たまたまこのページを見つけ、
    同じようなことがあり共感し、
    思わずコメントさせていただきました。

    今でも病院のボックス箱に
    文句を書きに行こうとも思いますが、
    地元の市民病院の為、
    今後身内がお世話になるかもしれないし
    踏み出せませんでした。

    しかし、医療ソーシャルワーカーというのを
    教えていただきましたので、
    今後はそちらで対応しようと思います。
    ありがとうございました!

    • コメントをいただき、ありがとうございます。
      また、お返事が遅くなり、申し訳ありません。

      まなみさんのお気持ちお察しします。

      またいつお世話になるか知れない病院にクレームの投書をするのは、とても勇気がいりますよね。
      スーパーのご意見箱に投書するのとはわけが違いますもん。

      医療ソーシャルワーカーは療養中の様々な不安の相談を受け、病院と患者の橋渡しをしてくれる心強い存在です。

      私も本当に助けられました。
      私の経験が少しでもお役に立ててうれしいです!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です