デイサービスでトラブル!職員さんにお願いしたいたった一つのこと。

職員さんにお願いしたい、たった一つのこと。

こんにちは!ミントの介護ブログ運営者のミントです。

母はおしゃべりが大好きということもあって、デイサービスは比較的嫌がらずに行ってくれています。

ところが・・・

デイサービスの職員とのトラブルが原因で、行くのが嫌になってしまったことがありました。

母を見ていると感じるのですが、年を取ると誤解が多くなります。

そして、一度思い込むと、誤解を覆すことは非常に難しくなります。

それだけに、介護職員は本当に大変だと思うのですが・・・

当時を振り返って、何が原因でどうすれば良かったのか、もう一度考えてみたいと思います。

デイサービスにご家族が通っておられる方やデイサービスの職員さんの参考になれば幸いです。

デイサービスでのトラブルの発端。おかゆがてんこ盛り!?

最初のトラブルがあったのは、まだ父も健在だった4年前でした。

父も母も要支援2か要介護1程度だったと思います。2人仲良く同じデイサービスに通っていました。

ある日デイサービスから帰ってきた2人がプリプリと怒っています。

父が言うには、「おかゆをあんなにてんこ盛りにするやつがあるか!」

普通のおかゆはてんこ盛り(山盛り)にすることはできないと思いますが、母は歯が悪いので、おかゆとご飯の丁度中間くらいの「軟飯(なんぱん)」を食べています。

軟飯がてんこ盛りってこんな感じでしょうか。

ご飯

べちゃべちゃしたご飯がそんな風にてんこ盛りになっていると、そりゃびっくりしますよね。

ちなみに当時両親に認知症は無かったので、妄想ということはありえないです。きっとそんなご飯が出てきたのでしょう。

いきさつを母に聞くと、「ご飯が少なかったのでもう少し入れて」って言ったら山盛りのご飯が来た。

ということです。

忙しくてイライラしていたのか、母の言い方が悪かったのか・・・

細かいことは不明ですが、ご飯をよそったのは普段から少しガサツな職員だったようで、2人はよくその人の悪口を言っていました。

私はというと、両親が喧嘩しているよりはよほどマシなので、「たいしたことじゃないし」と思い、様子を見ていました。

職員の発言「大腸がんはもう治ってるわ!」

ある日、母がまた、例の職員の件で怒っています。

あの人に、「大腸がんはもう治ってるわ!」って言われた。

母は10年ほど前に大腸がんを患っています。

幸い内視鏡手術が成功し、その後の転移も無く無事に過ごせたのですが、術後に腸が癒着し、腸閉そくを起こしたことがありました。

その時に看護師から食べることを避けるように言われた、

「ワカメ、ひじき、昆布などの海藻類、ゴボウ、レンコン、タケノコなどの消化しにくい野菜、油揚げ、厚揚げなど」

を10年たった今でも食べてはくれないのです。というか、まだ食べてはいけないと信じているのです。

しかも奥歯がほぼ無いので、固い物も食べられません。

食事を用意している職員がイライラした気持ちもわかります。

自宅では私が夕食を作っていますが、本当に毎日毎日面倒です。

「大腸がんはもう大丈夫よ。お医者さんも、何でも食べていいって言うてるよ」と何度言っても納得しないのだから仕方ありません。

デイサービスにはその事情をお話し、それらの食品を避けてもらうようにお願いしてありました。

その職員は、何故母に直接そんなことを言ったのでしょうか。

もう普通の食事にして欲しいと思うのなら、まずは上司に相談でしょう。

その後、家族である私に話を持ってきてくれたら良かったのですが・・・

後で考えると、最初の「おかゆてんこ盛り」事件も、食事作りの大変さが気持ちの中にあったのかも知れません。

デイサービスでのトラブルはますます悪化

母の不満はどんどんエスカレートしていきました。

「他の人と話してたら、あの人が怒るから静かにしとかなアカンねん」

「仲良しとは一緒に座らせてくれないから、いつも一人ぼっちやわ」

「トイレに行くときも早足で引っ張って行かれるから怖いねん」などなど・・・

こうなってくると、話を大きくしているんだか、妄想なんだか、はたまた実際にそうなのか、私にはサッパリわかりません。

「責任者の人に相談してみようか?」と言うと、「そんなんしたら虐められる!だまっといて!」と言います。

「デイサービスは他のところでもいいのよ。他に変わろうか?」と持ち掛けると、「このままでいい」と言います。

当時、1年以上は同じデイサービスに通っていたので、他に変わることに不安がある気持ちもわかります。

そんなある日、またまたトラブルが起こりました。

デイサービスで再びトラブル!?「泥棒扱いされた!」

その頃には父は入院しており、母が一人でデイサービスに行くようになっていました。

その年の12月。デイサービスではクリスマス会が催され、母もプレゼントをもらって帰ってきました。

しかし母はいつになくご立腹の様子・・・

母「あの人にに泥棒扱いされた!」

私「あの人って、例の職員さん?なんでまた」

母「他の人のクリスマスプレゼントを取ったって言われて、カバンを勝手に開けられたんや」

正直、これは母の誤解がかなりあるんじゃないかと思います。

私の推測ですが、おそらく帰る時になって一人の人のクリスマスプレゼントが無くなり、間違えて他の利用者さんのバッグに入れていないか確認したんじゃないでしょうか?

そして、普通に考えて、勝手に人のバッグを開けて見たりはしないと思います。

「ちょっとカバンの中を見せてね」程度の声掛けはあったのではないでしょうか。

その当時、母はだんだんと耳が遠くなってきていたので、聞こえなかったのかも知れません。

もしくは、職員さんが忙しくてちゃんと声を掛けていなかった可能性もありますが。

いずれにせよ、誤解が生じてしまったらもう元に戻すのは難しいと思います。

他の職員さんだったら「そんなわけないよ。ママが誤解してるのかもよ」と私から説得することもできますが、その人はもともと信用されていないのですから難しいですね。

デイサービスでのトラブルの結末。

その件はさすがにデイサービスの責任者の方に私から電話を掛けて伝えました。

最初電話を掛けた時は責任者の方が不在だったので、戻られてから折り返しお電話をいただいた時のことです。

「母の誤解が大きいとは思うのですが・・・」という前置きをしてから事ののいきさつをお話しすると、

「今その担当者が出かけてるので、戻ってきてから本人に電話させます。」

と言われてびっくりしました。

利用者の相談事は責任者の方から各担当者につなぐものだと思っていたので。

直接担当者が利用者の家族と話をするのなら、何のために責任者がいるんでしょう・・・?

責任者が全体を把握しておかなくていいんでしょうか・・・?

結局私自身がそのデイサービスを信用できなくなったこともあり、他のデイサービスに通うことになりました。

デイサービス職員にお願いしたいたった一つのこと。

デイサービスでのトラブルを経験して、私が職員の方にお願いしたいのは、「どんな小さなことも利用者に直接言わないで欲しい」ということです。

利用者はお年寄りであったり、認知症であったり、不自由な体を抱えてウツになったりしています。

十分な理解力があって、すばやい判断のできる方ばかりではありません。

そして、利用者の性格や状態を一番わかっているのは家族です。

万一体や心の具合が悪くなった時に、最終的な介護の責任を負うのも家族です。

どうしてもその場で判断しなくてはならないことは別ですが、結論を急がない場合は、まず家族に相談していただきたいと思います。

おわりに。

あのトラブル騒ぎから3年あまり。

現在は2か所のデイサービスに通っているのですが、あのトラブルがあったデイサービスにも週1回通っています。

新しく行き始めたデイサービスの定員の関係で、どうしてももう1か所行く必要が出たからです。

ケアマネさんに尋ねてみたところ、母が以前通っていた当時の職員メンバーは全員入れ替わっているとのことだったので、思い切って申し込んでみました。

以前とは全く違った雰囲気になり、母も機嫌よく通ってくれています。

私は基本的にデイサービスは気楽に変更しても良いと思っています。

もちろん常識をわきまえた上での話ですが、利用者の気分であちこち変わったり、複数のデイサービスに通うのももちろん自由です。

利用者がデイサービスに気持ちよく通ってくれると、介護者である家族も心置きなく休息が取れるのですから。

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