こんにちは!ミントの介護ブログ運営者のミントです。
介護をされている方には毎日車椅子を押している方、きっと多いですよね。
私もその一人。毎日車椅子に母を乗せて、バスでお買い物に出かけます。
今日はその帰りにびっくり仰天な事故に出会ってしまいました。
目次
バスを停めるも、車椅子用スロープが出せない・・・
今日も私は、いつものバス停で車椅子の母とバスを待っていました。
バスはすぐに来たのですが、運転手さんがバスを止めた位置が悪く、ガードレールが邪魔で車椅子用のスロープを出すことが出来ません。
ちょっと不慣れな運転手さんの場合、これは結構よくあることです。
運転手さんは私に、「バスを少しバックさせるので、良い位置に来たら手を挙げてください。」と言いました。
再度挑戦!バスはバック・・・
運転手さんは再度バスに乗り込んで、バックさせます。
丁度良い位置に来たので、私は手を挙げてストップの合図を送りました。
ところが今度はバスと舗道の間が離れ過ぎてしまって、スロープが舗道に届きません。
こんどこそ!バスはバック・・・その時!!
「もう一度バスを動かすので、良い位置に来たら手を挙げてください。」
運転手さんはそう言ってバスに乗り込み、少し前方へバスを移動させてから、舗道の方へバスを寄せつつ、再度バックしてきました。
私はバスがスロープを出せる位置に来るまでを、注意深く見守っていました。
と、その時です。
「プァーーーーーーーーーーーッ!!」
大きなクラクションの音が聞こえました。
音のする方を見ると、後ろからもう一台バスが来ていて、私が見守っていたバスの後部が後ろから来たバスの前部に接触したようです。
しかも後ろから迫ってきていたバスに乗ろうとして、おばあさんが舗道を降りてバスとバスの間あたりに近づいて来ていました。
もう少しタイミングがずれていたら、おばあさんが怪我をしていたかも知れません。
運転手さん同士の長い長い話し合い・・・
しかしバスの運転手さん達にはおばあさんの様子も目に入らないようで、何やら揉めています。
接触した場所を確認したり、話し合ったり、バス会社に電話連絡をしたり・・・かなり時間がかかりました。
2台のバスは違うバス会社だったので、余計に話がややこしかったのだと思います。
周りの人たちも「一体いつになったら乗れるねん!」と、怒り気味。
しかし私にはバスの遅れよりも、
「運転手さんがテンパった状態のこのバスに車椅子を押して乗ることは、危険じゃなかろうか?」
という一抹の不安がありました。
接触事故、自分のミス、会社に何を言われるかの不安、バスの遅れ・・・運転者さんの表情もひきつっていました。
ですが、かなり寒い日でもあり、上り坂を歩くのはキツいので結局そのバスに乗って帰りましたが、正直ちょっと怖かったです。
少し反省。そしていろいろ考えた。
今回の件が私のせいだとは思っていませんが、私がバスの後方にも少し気持ちを向けていたら、起こらなかった事故かも知れません。
「良い場所に来たら手を挙げる。」という役割を簡単に考えていた自分を、少し反省しました。
バスのスロープは統一されていなくていろんなタイプがあるし、また、舗道の高さもまちまちです。
そのルートに慣れている運転手さんなら、車椅子のスロープを出す位置とか、そのバスに使用しているスロープの長さなどが感覚として身についていると思いますが、慣れていないと本当に大変です。
しかも少しネットで調べて知ったのですが、バスで事故があった場合、修理代は全額運転手持ちの会社が多いとか。
バス会社に確認したわけでは無いので真偽は不明ですが、もしかしたらそのような事情があるから、運転手さんは余計に焦っていたのかも知れません。
以前の記事でもバス運転手の労働環境の劣悪さについて触れたことがありますが・・・
バス運転手が常に人手不足なのはそんな事情からなのでしょうか。
私たちの命にもかかわることなので、決して軽く考えてはいけないと思います。
コメントを残す